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男性型脱毛症とは?原因と症状は?治療法と予防策?

はじめに

男性型脱毛症の英名は、Androgenetic Alopeciaであることから頭文字をとってAGAと呼ばれることが多くなってきた。

AGAは、成人男性に多く見られる脱毛症の一種で、特に思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていくことが特徴的である。

AGAは主に男性ホルモンに起因して発症する疾患であるが、男性ホルモン以外にも遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わっていると考えられている。一般的に額の生え際や頭頂部のつむじ周辺から抜け毛が起こるとされており、進行性の脱毛症であるため時間をかけて少しずつ薄毛が進んでいくのが特徴的である。

シニア時代に入った私たちが久し振りに同窓会で高校時代の同級生に出会い、容姿、特に頭髪のほとんど残っていない姿にすぐに名前が出てこないで恐縮した経験は私だけではあるまい。そしてその容姿の変貌に驚くと共に時の経過を変に実感したりする。

女性の方は体格が変わっている人はいるが、頭髪の方は無事(変化があまりない)である人は多い。にもかかわらず、多くの男性だけはどうしてこうも頭髪に変化が多いのであろうか。男性ホルモンの影響であるらしいが、その真相を探りたい。

目次
はじめに
男性型脱毛症(AGA)とは
原因
AGAのしくみ
症状
検査・診断
AGAの脱毛パターン
AGAをセルフチェックする方法
治療
薄毛の進行を抑制する治療薬
発毛を促す治療薬
自毛植毛術
メソセラピー
HARG療法
AGAの治療期間
予防
あとがき

男性型脱毛症(AGA)とは

男性型脱毛症Androgenetic Alopecia;AGA)は、医学的にはMale Pattern Hair Lossといわれるようになってきており、A特に成人男性に多くみられる脱毛症の一種である。現在では、薄毛や抜け毛に悩む男性の大半がAGAであると言われている。

AGAは、主に男性ホルモンに起因して発症する疾患であるが、男性ホルモン以外にも遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わっていると考えられている。一般的に額の生え際や頭頂部のつむじ周辺から抜け毛が起こるとされている。進行性の脱毛症であるため、時間をかけて少しずつ薄毛が進んでいくのが特徴である。

したがって、AGAを発症した場合は何らかの治療を施さない限り薄毛が進行し続けてしまう。そのため、早い段階で医師の診察を受けることが推奨されている。


原因

AGAの主な原因は、主に男性ホルモンに起因して発症する疾患であるが、男性ホルモン以外にも遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わっていると考えられている。

AGAには、男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内の還元酵素5αリダクターゼ(5α還元酵素)Ⅰ型およびⅡ型によって変化し生成されたDHTジヒドロテストステロン)が大きく関わっている。

DHTは男性ホルモン受容体のアンドロゲンレセプターと結合することで、髭などの体毛に対しては成長因子を刺激して毛を太く成長させる作用を持つ。しかし、前頭部や頭頂部の髪の毛に対しては毛母細胞の分裂を抑制し、ヘアサイクルにおける成長期を短縮させてしまう働きを持っている。

DHTによる影響を受けたヘアサイクルは、成長期が最短100日程度と極端に短縮されてしまう。これは、DHTの生成に関わる5αリダクターゼにより、髭などの体毛では「毛の成長を促すシグナル」が産生されるのに対し、前頭部や頭頂部では「毛の成長期を阻害するシグナル」が産生されるためと考えられている。

AGAのメカニズム:男性ホルモン(テストステロン)が、5α還元酵素によって悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)に変換され、毛乳頭細胞で毛母細胞の分裂を抑制し、発毛阻害を引き起こす

次に、別の要因としてさまざまな遺伝子が影響していることが知られているが、その一つにX染色体の影響が考えられている。

その理由は、AGAの発症に関与するアンドロゲンレセプターに関わる遺伝情報が、母親から受け継ぐX染色体に含まれているためである。X染色体は母親からのみ受け継がれる染色体である。

そのため、アンドロゲンレセプターの感受性が強い遺伝子情報を受け継いだ場合には、薄毛になりやすいと考えられている。しかし、アンドロゲンレセプターに対する高感受性を示す遺伝子情報を有していても、必ずAGAが発症するわけではない。

遺伝以外の要因については、次のような要因が知られている。

  • 質の悪い生活習慣
    • 肥満
      • AGAの重症度や発症時期に影響を与える
      • 医学的根拠は現時点では認められていない
    • 睡眠不足
    • 運動不足
    • 不摂生な食事
  • 環境要因

AGAのしくみ

AGAによる薄毛や抜け毛の仕組みを知るためには、ヘアサイクル毛周期)について理解しておくことが重要である。

髪の毛の成長にはヘアサイクルと呼ばれる一定の周期があり、通常のヘアサイクルは約1000〜2000日かけて1周する。このヘアサイクルは、次のように大きく3つの段階で構成されている。

  • 成長期2〜6年
    • 髪の毛が最も活発に育まれる
  • 退行期2〜3週間
    • 髪の毛の伸長が止まり細胞の自然死(アポトーシス)によって毛包が退縮していく
  • 休止期3〜4カ月
    • 毛包の活動が停止する

さらに成長期は、早期中期後期の3段階に分かれている。

髪の毛の1本1本にはそれぞれ独立したヘアサイクルが存在しているが、個々で一生涯に繰り返される回数が決まっているため、ヘアサイクルが終了した時点でその髪の毛は寿命を迎える。このヘアサイクルが極端に短くなってしまうのがAGAである。

AGAのしくみ:【通常のヘアサイクル】成長期(早期)→成長期(中期)→成長期(後期)→退行期→休止期→脱毛(早期成長期)を2年〜6年サイクルで繰り返す。 【悪玉男性ホルモンの影響を受けたヘアサイクル】成長期(早期)→成長期(中期)→→退行期→休止期→脱毛(早期成長期)を100日前後サイクルで繰り返す

このようにヘアサイクルの成長期が極端に短縮されることで、髪の毛は十分に育たないまま退行期を迎えることになる。ヘアサイクルが乱れ、長く太い髪の毛へと成長できずに細く短い髪の毛ばかりが増えていくことを「軟毛化」と呼び、この軟毛化現象がAGAの進行を示し、薄毛へと繋がっていくとされる。


症状

AGAの進行による毛髪量の変化

AGAの発症には主に男性ホルモンが関与しているため、思春期以降に発症するケースが多いとされている。日本人男性のAGAの発症率は、20代で約10%、30代で約20%、40代で約30%、50代以降で40数%と、加齢と共に高くなる傾向にある。

AGAを発症している人は日本国内には1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人はおよそ650万人ほどと言われている。

毛髪数の変化
Kaufman K D et al:Eur J Dermatol, 12(1), 38-49, 2002より作図

AGAは進行性の脱毛症であるため何もせずに放っておくと抜け毛が増え、上記の図のように髪の毛の本数が徐々に減り、少しずつ薄くなっていく。このように着実に症状が進行していく性質をAGAは有していることが、AGAには早めのケアが大切だとされる所以とされる。


若年層のAGA

AGAの発症時期には個人差があり、10代や20代から薄毛の症状が現れる人もいる。つまり若年層のAGAである。

AGAは一度発症すると進行し続けてしまう脱毛症であると同時に、生涯で繰り返されるヘアサイクルには限りがある。

若いうちにAGAを発症するとヘアサイクルも早い段階で消費されてしまうため、AGAが疑われる場合はヘアサイクルが多く残っている早い段階で治療を開始することが肝要とされる。


検査・診断

男性型脱毛症(AGA)の診断は、下記のような方法で行われる。これらの検査方法は、適宜組み合わせて使用される。

  • 問診と視診
    • 患者の年齢、脱毛の経過、脱毛部位などから診断を行う
    • 特に、前頭部や頭頂部の脱毛パターンを確認する
  • 抜毛テスト
    • 抜け毛の状態を確認する
  • 毛根の確認
    • ダーモスコピー検査
      • 拡大鏡を用いて、頭皮や毛根の状態を観察
      • 薄毛部分に2割以上軟毛化があればAGAが疑われる
        • 軟毛化:髪の毛が細くなる現象
  • 血液検査
    • 必要に応じて、男性ホルモン値などを調べる
    • 但し、男性ホルモン値は健常人と変わらないことが多い
  • 組織検査
    • 必要に応じて行われる

AGAの脱毛パターン

AGAによる薄毛には、いくつかの進行パターンと進行の度合いをあらわすレベルがある。

このパターンやレベルには、アメリカのハミルトン医師が提唱し、後にノーウッド医師が改定したハミルトン・ノーウッド分類と称される全12パターンの世界的基準が用いられている。

AGAには前頭部の額の生え際から薄毛が進行するタイプや、頭頂部のつむじ周辺から薄毛が進行していくタイプ、前頭部と頭頂部の薄毛が同時に進行する混合タイプなどのパターンがある。

また、日本人の場合は欧米人にはあまりみられない、頭頂部の薄毛のみが進行するパターンが多く存在する。そのため日本では、ハミルトン・ノーウッド分類に「Ⅱvertex」というパターンを加えた「高島分類」が広く利用されている。

AGAの脱毛パターン全13パターン
ハミルトン・ノーウッド分類に「Ⅱvertex」というパターンを加えた高島分類

このようにAGAの進行パターンや進行度合いのレベルには世界的基準が設けられているのものの、「現在どのパターンに属しているか」の判断が素人の目では判別は難しい。そのため、気付かない間に薄毛が進行してしまうことも少なくない。

薄毛の進行状況が気になった場合は容易に自己判断せず、医師に診断してもらうことが推奨される。


AGAをセルフチェックする方法

一般的な目安とされるAGAのセルフチェックの方法には次のような項目がある。チェック項目に1つでも当てはまる場合はAGAの可能性を否定できないとされている。

AGAのセルフチェック項目

  • 抜け毛の量が増えた
  • 以前と比べて額が広くなってきた
  • つむじ周辺の地肌が目立つようになってきた
  • 髪の毛のハリやコシがなくなってきた
  • 髪の毛が細くなり全体的にボリュームが減った
  • 血縁関係の親戚に薄毛の方が多い

チェックリスト以外の自己判断方法

このチェックリスト以外にも、おでこと頭皮の距離を測ることでAGAをセルフチェックすることもできる。その方法とは、次のような手順で行うものである。

  1. まず、顔の筋肉だけで額にシワをつくる
  2. 額にできた一番上のシワと髪の毛の生え際の間に指を1本置く
  3. シワと生え際の距離が指1本分であれば薄毛の可能性は低いと判断できる
  4. もし、2~3本分の距離が空いている場合はAGAである可能性が考えられる。しかし、前額部の広さは個人差があるため、あくまで目安である。

治療

AGAという疾患は、その主な原因やメカニズム、進行パターンや進行レベルなど徐々にその全貌が解明されつつあるが、未だ不明な部分も多くある。

現在の医療技術ではAGAを完治させることは困難であるとされている。しかしながら、治療を継続して行うことで毛量を改善させられる可能性はあると認識されている。

現在、AGA治療の主流となっている投薬治療は薄毛の進行を抑制して毛量を増やすことを目的としているため、治療によってAGAが改善された状態を保つためには治療を継続し続ける必要があります。

現在、最も一般的なAGAの治療法とされているのは、投薬治療である。しかしながら、AGA治療には他にも様々な方法が存在する。

投薬治療

投薬治療に用いられる治療薬には次の2種類がある。

  • 薄毛の進行を抑制する治療薬
    • AGAの進行を抑制し、現在の毛髪の状態を維持する
  • 発毛を促す治療薬
    • 発毛効果によって髪の毛を復活させる

治療薬には内服薬外用薬がある。内服薬または外用薬のみ、または内服薬と外用薬を併用するケースなど、薄毛の進行具合によって患者に適した治療薬が処方される。

近年では、AGAの症状が進行している場合、フィナステリドやデュタステリドでAGAの進行を抑制しながらミノキシジルの外用薬を併用して、発毛を促す方法が標準的治療とされている。


薄毛の進行を抑制する治療薬

薄毛の進行を抑制する治療薬には次の2種類がある。

  • デュタステリド内服薬
  • フィナステリド内服薬

デュタステリドやフィナステリドは、AGAの発症によって短縮されたヘアサイクルを改善させることでAGAの進行を抑制する働きがある。AGAの進行があまり認められず、比較的軽度で早期発症のAGAである場合はデュタステリドやフィナステリドを用いてAGAの進行を抑制することで、薄毛の改善が望める。

それぞれの薬剤には副作用があるが、その発症は極めて稀であり、臨床試験においても危険性は低いと考えられている


デュタステリド内服薬

デュタステリドには、DHTの元となる5αリダクターゼⅠ型およびⅡ型の双方を阻害する働きがある。5αリダクターゼ(5α還元酵素)の働きを阻害することでDHTの生成が抑制され、ヘアサイクルが正常に整っていくため抜け毛や薄毛の改善が期待でき、内服を継続することで進行を予防できる。

主にAGAへ関与する5αリダクターゼⅡ型に対するデュタステリドの薬理作用は、類似の作用を持つフィナステリドの約3倍、増毛効果はフィナステリドと比べ約1.6倍の効果を持つと言われている。

副作用としては、リビドー減少、勃起機能障害(ED)、射精障害、肝機能障害などが知られている。


フィナステリド内服薬

フィナステリドには、Ⅱ型5αリダクターゼのみを阻害する働きがある。この働きによってテストステロンがDHTに変化されることを防ぎ、DHTによって短縮されたヘアサイクルを改善する効果が期待できる。

副作用としては、リビドー減少、勃起機能障害(ED)、射精障害、肝機能障害などが知られている。


発毛を促す治療薬

発毛を促す治療薬には、次の2種類がある。

  • ミノキシジル外用薬
  • ミノキシジル内服薬

AGAの症状がある程度進行している場合には、AGAの進行を抑制するだけでは薄毛が改善されにくい。そのため、AGAの進行を抑制する治療薬に加えて、発毛効果を持つミノキシジル製剤が使用されることが多くある。


ミノキシジル外用薬

ミノキシジルは、元々、高血圧患者向けの降圧剤として開発されていたが、後に発毛を促進させる効果が発見され、AGA治療薬としても開発されたという経緯がある。

ミノキシジルは、毛母細胞を増殖させるだけでなく、細胞のアポトーシスを抑制することで短縮されたヘアサイクルの成長期を延長する働きを持っている。

副作用としては、頭皮のかゆみやかぶれが知られている。


ミノキシジル内服薬

ミノキシジル内服薬は、血中より毛球部分にある毛乳頭を辿って効果を発揮するため、ミノキシジル外用薬よりも高い発毛効果が期待できると考えられている。

ミノキシジル内服薬は、現在、日本国内では未承認薬であるため、医師の指導下で適切に服用していくことで安全で、より高い効果が望めるとされている。

副作用としては、頭痛、めまいや動悸などが知られている。


自毛植毛術

自毛植毛術とは、AGAに侵されていない後頭部から健康的を毛根ごと(頭皮ごと)採取し、AGA患部に移植する外科手術を指す。

82.5%以上という高い生着率が得られることから、自毛植毛術はAGAによる薄毛の改善にも効果が期待できることが予想されている。そのため、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では男性においての推奨度がBランク(行うよう勧める)となっている。しかし、費用が高額になりやすいだけでなく、痛みや外科手術に伴うさまざまなリスク(合併症など)を伴うことが懸念されている。


メソセラピー

メソセラピーとは、皮下注射によって髪の毛の成長を促す有効成分を直接体内に注入する医療行為で、美容目的の治療などの分野で使用されてきた手法である。

薄毛治療の分野においては、有効成分を配合した薬液を直接頭皮に注射する方法が一般的である。

医療において、まずは「侵襲性の少ない治療から行う」ことが鉄則であり、世界的にもメソセラピーによるAGA治療は推奨されていない。

また投薬治療に比べて有意に効果があるという論文は存在せず、内服薬を併用して行うことが大半であるため、発毛や薄毛改善の効果がみられたとしても内服薬のみの効果である可能性もある。


HARG療法

HARG療法とは、脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子を頭皮に注入し、髪の毛の成長を促すメソセラピーの一種である。

最近では痛みの軽減を目的として、針を使わずにパルス電圧を頭皮に送って成分を細胞に浸透させるノンニードルという手法もあるらしい。

このHARG療法は、成長因子の注入によって毛包が回復し、髪の毛を生成する毛母細胞が活性化されて頭皮環境の改善や発毛を促すとされている。

HARG療法において頭皮に注入する成分はさまざまで、個人の症例に合わせて成分の配合を変えることができるためHARGカクテルとも呼ばれている。しかし、髪の毛の再生を促す治療法であり、AGAに起因する男性ホルモンを抑制するわけではない。

また「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」においては、臨床試験の多くが限られた施設における倫理委員会の承認を必要とする先進医療の段階であること、安全性なども含め有効性が決して十分に検証されているとはいえないことなどから、今後が期待される治療法ではあるものの、推奨度はC2ランク(行わないほうがよい)となっている。


AGAの治療期間

現在、推奨されている内服薬と外用薬を用いる治療法は、治療を開始してから発毛の効果がみられ、薄毛の改善を実感するまでにはある程度の時間がかかる。

個人差はあるが、「発毛を実感」するまでの時間は早い人で約3カ月程度、「薄毛が改善されたと実感」するまでには約6カ月〜1年程度かかると言われている。そのため、AGAの治療では定期的に医師の診察を受け、ある程度継続的に治療薬を処方してもらう必要がある。

また、治療薬によって薄毛が改善されたと実感できた場合でも、治療薬の服用を止めてしまうとAGAが再発してしまう恐れがある。そのため、薄毛が改善された後も医師と相談しながら治療薬の量や種類などを調整しつつ継続していくことが推奨される。

AGAの治療は、開始時期が遅れると改善率が低下したり、治療効果率が低下することが分かっている。

ヘアサイクルが寿命を迎える前の段階であれば、治療で発毛を促し薄毛の改善を実感できるため、薄毛に悩んだ場合はなるべく早めに医師の診察を受けることが推奨されている。


予防

男性型脱毛症の予防策については、下記のような方法が知られている。

  • 規則正しい生活を送る
    • ストレスは血管を収縮させ、頭皮環境に悪影響を及ぼす
    • 睡眠不足を避ける
    • 禁煙
    • 過度の飲酒は避ける
  • バランスの良い食事をする
    • 髪の毛の成長には原料となるタンパク質が必要
    • 各種栄養素が不足すると毛には良くない
  • 頭皮マッサージ・ヘアスカルプケア
    • 頭皮環境のトラブルを解消する
      • 頭皮に皮脂がたまっている
      • 極端に乾燥している
    • 頭皮は清潔に保つ
    • カラーやパーマに用いる刺激の強い薬剤の使用は要注意
  • 適切なシャンプーを選ぶ
    • 抜け毛のタイプや体質に適した薬用シャンプーを使用
    • シャンプーは毛根に残さないように洗い流す
      • すすぎ残しは頭皮に炎症を起こしやすくする

これらの予防策は、男性型脱毛症の進行を遅らせる可能性があるとされているが、全ての人に効果的であるとは限らず、個々の状況による。これらの対策を講じる前に、専門医に相談することが推奨されている。


あとがき

私は幸いと言ってよいのか分からないが、現時点ではAGAではないようだ。しかし、洗髪時の抜け毛や整髪時に地肌が以前よりも気になるようになってきた。

第一製薬(現第一三共ヘルスケア)の育毛剤である「カロヤン」という製品のコマーシャルがかつてテレビで流れていたことを想い出した。そのコマーシャルというのは、「抜け始めてわかる!髪は長い友達。」という非常に覚えやすい素晴らしいキャッチコピーであった。「」という漢字と「髪は長い友達」のフレーズが非常に印象的であったことを鮮明に覚えている。当時は、製品よりもこのキャッチコピーの方に興味をもったものである。しかし、今は製品自体の方にも少し関心を持つようになった。

本当に「抜け始めてわかる、髪の大事さ」である。私の頭髪には末永く友達で居て欲しいものである。


【参考資料】
AGA(男性型脱毛症)とは? 原因や治療薬、治療法まで徹底解説 | AGAヘアクリニック – 薄毛治療はヘアクリ 東京 秋葉原 医療法人社団則由会 (agahairclinic.or.jp)
AGAとは?原因と対策・ハゲとの違いについて|湘南AGAクリニックの薄毛治療・自毛植毛 (sbc-aga.jp)

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