カテゴリー
疾病

シニアに多い脚の血流トラブル「閉塞性動脈硬化症」とは?

はじめに

「最近、歩くと脚が痛む…」「足先が冷たくてしびれる…」 そんな症状に心当たりがある方、それは閉塞性動脈硬化症【へいそくせいどうみゃくこうかしょう】かもしれない。

この病気は、脚の血管が狭くなったり詰まったりすることで血流が悪くなり、痛みやしびれが出るのが特徴である。特にシニア世代に多く見られるため、早期発見と対処がとても大切である。

目次
はじめに
閉塞性動脈硬化症とは?
主な症状
検査・診断方法
治療法
自宅でできる血流改善法
血流を良くする食事の要点
あとがき

閉塞性動脈硬化症とは?

動脈硬化によって、脚の動脈が徐々に狭くなったり、詰まったりする病気である。 血液が十分に流れなくなることで、筋肉に酸素が届かず、歩行時に痛みやだるさが出るようになる。


主な症状

  • 歩くと脚が痛くなる(間欠性跛行
  • 休むと痛みがやわらぐが、また歩くと再発
  • 足先が冷たい、しびれる
  • 足の色が白っぽい、青っぽい
  • 重症化すると、安静時でも痛みが出ることも

検査・診断方法

✅ ABI検査(足関節上腕血圧比)

腕と足の血圧を比べて、血流の状態をチェックする簡単な検査。

✅ 超音波検査(エコー)

血管の詰まり具合や血流の速さを確認。

✅ CT・MRI・血管造影

より詳しく血管の状態を調べるために行われることも。


治療法

1. 生活習慣の改善

  • 禁煙
    • 喫煙は血管をさらに悪化させる
  • 食事の見直し
    • 塩分・脂質を控える
  • ウォーキングなどの軽い運動
    • 医師の指導のもとに実施

2. 薬物療法

  • 抗血小板薬を投与
    • 血液をサラサラにする薬
  • 血管を広げる薬
  • 高血圧・糖尿病・高脂血症の治療薬

3. カテーテル治療・バイパス手術

  • 詰まった血管を広げたり、新しい血流の道を作る治療
  • 重症例で検討される

自宅でできる血流改善法

ふくらはぎストレッチ

“第二の心臓”を動かそう!

やり方
椅子に座って、片脚を前に伸ばし、つま先を手前に引くようにして10秒キープ。左右交互に2〜3回ずつ。 → ふくらはぎの筋肉を動かすことで、血液の循環がよくなる!

室内ウォーキングや足踏み運動

テレビを見ながらその場足踏みを1日5〜10分。 → 無理なく続けられて、血流アップに効果的!

弾性ストッキングの活用

医療用の弾性ストッキングを使うと、足の血流をサポートしてくれる。
※使用前に医師に相談してください!

足湯やぬるめのお風呂

38〜40℃くらいのお湯に10〜15分つかると、血管が広がって血流が改善されるよ。 → 足湯だけでもOK!


血流を良くする食事の要点

✅ 積極的に摂りたい食材

  • 青魚(サバ・イワシ・サンマなど)
    • EPA・DHAが血液をサラサラに!
  • 大豆製品(納豆・豆腐・味噌など)
    • 血管の健康を保つイソフラボンやナットウキナーゼが豊富
  • 野菜(特に緑黄色野菜)
    • 抗酸化作用で血管の老化を防ぐ
  • 海藻・きのこ類
    • 食物繊維が豊富で、コレステロールの吸収を抑える
  • オリーブオイル・アマニ油
    • 良質な脂で血管にやさしい

❌ 控えたいもの

  • 塩分の多い食品
    • 漬物
    • 加工食品
    • インスタント食品
  • 動物性脂肪の多い食品
    • 脂肪の多い肉
    • 揚げ物
  • 甘いお菓子
  • 清涼飲料水

あとがき

早期発見がカギ!

閉塞性動脈硬化症は、心筋梗塞や脳梗塞のリスクとも関係があるため、脚の症状をきっかけに全身の血管の健康を見直すチャンスにもなる。

「年のせい」と思わず、気になる症状があれば早めに医療機関で相談してみましょう!

毎日の小さな工夫が血管を守る!

血流改善は、特別なことをしなくても、日々の積み重ねでしっかり効果が出る。 「ちょっと動く」「ちょっと変える」だけでも、未来の健康が変わってくる!