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Bioavailability

経口固形製剤の製剤設計とバイオアベイラビリティ

経口固形製剤の製剤化における影響因子

原薬の物理化学特性
溶解性(溶解度、分配係数、pKa、結晶多形、粒子径)
安定性(温度・湿度、光、pH、溶媒和、添加物)
純度、水分、密度(比重)、流動性(安息角)、
静電気、光学異性体、その他
原薬の生物学的特性
薬理効果(作用部位、投与量、血中薬物濃度)
吸収・分布(吸収部位、吸収速度、タンパク結合)
代謝・排泄(生物学的半減期、初回通過効果、腸管循環、線形性)
副作用(血中薬物濃度)
患者の生理的要因
年齢、適応症
肝・腎機能
食事・水
精神状態
消化管の生理的特性
胃の形状・運動、低胃酸、内容物、胃通過速度
腸のpH、酵素、胆汁
医薬品添加物種類機能)および添加量
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、コーティング剤、流動化剤
安定化剤、徐放化剤、可溶化剤、カプセル殻
着色剤、矯味剤、フレーバー
医薬品添加物物理的性質
原薬との反応性(配合変化、安定性)
粒子径、密度(比重)、流動性(安息角)、水分
静電気、安定性
製剤特性評価
生物学的特性(吸収・排泄)
官能的特性(味、におい、色)
物理学的特性(大きさ、形状、溶出性、含量・含量均一性、
機械的強度、流動性、飛散性)
経時的安定性
異物混入、微生物汚染
製造工程
製造方法、単位操作、製造機器、製造条件、GMP
その他
包装形態、特許、市場性(ユーザーニーズ)、設備投資、
開発タイムライン、薬事規制、申請・認可

バイオアベイラビリティへの影響因子

上記の影響因子のうちバイオアベイラビリティへの潜在的な影響が考えられる因子をピックアップしてみた。

原薬の物理化学特性
溶解性(溶解度、分配係数、pKa、結晶多形、粒子径)、光学異性体
原薬の生物学的特性
吸収・分布(吸収部位、吸収速度、タンパク結合)
代謝・排泄(生物学的半減期、初回通過効果、腸管循環、線形性
患者の生理的要因
年齢、肝・腎機能、食事・水
消化管の生理的特性
胃の形状・運動、低胃酸、内容物、胃通過速度
腸のpH、酵素、胆汁
医薬品添加物種類機能)および添加量
溶出性に関連する添加剤(賦形剤、結合剤、崩壊剤)、徐放化剤
製剤特性評価
生物学的特性(吸収・排泄)
物理学的特性(大きさ、形状、溶出性)