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基礎知識

プロセスバリデーション

プロセスバリデーションとは

プロセスバリデーションは、市販予定製剤の製造工程が、予め設定した規格内の品質特性に適合した製品を恒常的に製造できることを高度に保証することを検証し、その結果を文書化することである。

製剤化研究で明らかにされた重要工程とその変動要因の許容基準を基に、実生産スケールでの連続3バッチの製造によって一貫性同等性が確認される。


重要工程における変動要因とその評価項目

重要工程変動要因評価項目
造粒
回転速度
造粒時間
仕込量
外観、
トルク(電力)
乾燥
乾燥温度
乾燥時間
仕込量
水分(乾燥減量
整粒
スクリーンサイズ
回転速度、
投入速度
粒度分布
カサ密度
収率
混合(滑沢剤の添加)
回転速度
混合時間
仕込量
含量均一性
粒度分布、
カサ密度、
水分(乾燥減量)、
収率
打錠
打錠圧(本圧、与圧)
打錠速度
攪拌フィーダー回転数
質量硬度
厚み、摩損度、
崩壊時間
溶出性
含量均一性
外観、打錠障害、
水分(乾燥減量)、
収率
コーティング
給気温度
給気風量
製品温度
排気温度、
パン回転速度
スプレー速度
スプレー圧
スプレーガンの距離
仕込量
質量増加量
直径・厚み、
硬度、外観
崩壊時間
溶出性
水分(乾燥減量)、
収率
「通常錠剤」を「湿式造粒圧縮法(攪拌造粒法)」で製造した場合

重要工程変動要因評価項目
造粒乾燥
造粒液濃度
給気温度
給気風量
製品温度
排気温度、
スプレー速度
スプレー圧
スプレーガンの位置
仕込量
外観、
粒度分布
カサ密度
水分(乾燥減量
整粒
スクリーンサイズ
回転速度、
投入速度
粒度分布
カサ密度
収率
混合(滑沢剤の添加)
回転速度
混合時間
仕込量
含量均一性
粒度分布、
カサ密度、
水分(乾燥減量)、
収率
打錠
打錠圧(本圧、与圧)
打錠速度
攪拌フィーダー回転数
質量硬度
厚み、摩損度、
崩壊時間
溶出性
含量均一性
外観、打錠障害、
水分(乾燥減量)、
収率
コーティング
給気温度
給気風量
製品温度
排気温度、
パン回転速度
スプレー速度
スプレー圧
スプレーガンの距離
仕込量
質量増加量
直径・厚み、
硬度、外観
崩壊時間
溶出性
水分(乾燥減量)、
収率
「通常錠剤」を「湿式造粒圧縮法(流動層造粒法)」で製造した場合